先週、『沓掛の家』で1年点検を行いました。
【現在の中庭】
今年に入ってから外構の件で何度か伺っていることもあり、
とくに困っていることは無いとは聞いてはいましたが、
それでも、機器類の保証期限が切れるのもこの時期ですので、
工務店さん主導で床下や外壁などを点検させて頂きました。
1年間生活すると、夏はこんな感じ、冬はこんな感じと、
家の性能をオーナーが把握できるため、その感想を伺うのもこの機会です。
引き渡し後は、お会いする機会も徐々に減りますので、
こういう機会で、お子さんの成長を親戚気分で楽しみ、
また、近況報告しながら、実体験を聞き、経験値を高めたりしています。
点検時は、メンテナンスや修繕を必要とする部分は必ず発生します。
すぐに直せる部分はその場で直してもらい、職人さんが必要な箇所は
後日、改めて直してもらうことになります。
(少ないに越したことはないですが、何かしら発生するのが建築だと思っています)
そして、丁寧に生活してもらっていると感じた時に嬉しいのがこの仕事の醍醐味のひとつ。
この日は本当にそれを感じることができたので、嬉しかったです。
おかげさまで、独立後の物件数も増え、無料パンフレットを用意できる程になりましたが、
完成後のクライアントとはどうしても1年点検を過ぎると年々疎遠になります。
私のことは、おそらくブログやHPなどでたまに近況を確認してもらうくらいになってしまうので、
何か機会を作って、少なくとも年に1度くらいはお会いしたいと考えています。
最近思いついたばかりですが、
クライアントも見学時などで、お互いが面識のある方もいらっしゃるので、
再会できる場があると良いな~と。
『おかげさまで良い家が建ちました』
みたいな報告がクライアント同士でしてもらえるとさらに嬉しいと思い、
それを行う場所にはやはり自邸が良いなと思うんですが、
なかなか難しいのも現実です…。
加門建築設計室
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