今週、『桑名和泉の家』にて耐力壁の検査を行いました。
SE構法の特徴のひとつが、すじかいではなく、すべて合板による耐力壁です。
場所によって釘ピッチや、合板の厚さ、または、片面貼りや両面貼りなど、
細かく規定されています。
すべて細かい釘ピッチで施工すればイイというわけでもなく、
指示通りのピッチでの施工で始めて構造計算通りの耐力が約束されます。
写真は外周部の耐力壁です。
上部は柱と同一面に、下部は柱の上から耐力壁をおさめています。
なぜ、こんなことをしているかというと、
外壁を上下で違うものを使うため、
その厚さの違いを上と下で少しでも解消するためです。
部屋側からみるとこんな感じです。
両面はる場合はこの上にさらに貼ります。
また、コンセントやスイッチが設置される場合は、
補強材を入れたうえで、開口部をとります。
できるだけ、ないほうがいいんですが、
毎回何箇所かでてしまい、多ければ多いほど、
大工さんに恐縮しながら、お願いしています。
今回も何箇所かはあり、早速お願いしてきました。
来週から梅雨入りなので、早く雨仕舞を終わらせたい気持ちで今はいっぱいです。