先週、『萩原町の家』の引渡しが行われました。
工事途中いろいろなことがありましたが、無事完成し、引渡しとなりました。
増改築は図面通りいかないことも多々あります。
解体して判明することがあるため、現場に行く機会は新築に比べると多かったように思います。
既築部分とのつながりの部分、雨仕舞など、現場での判断が多く、図面からの変更が多くあり、
今回の増築はかなり難しい増築だったので、僕自身、勉強になる部分もたくさんありました。
確認申請に2ヶ月かかり、その当時からこの物件がどうなるのか不安になった時期もありましたが、
今回、引渡しができ、達成感と安堵感に包まれています。
増築前は増築スタートの記事をご覧ください。
既存のバルコニーとパラペットを撤去し、2階部分をLDKとなるよう増築部分と既存部分の
洋室をつなげています。内観はこんな感じです。
既存の部分と増築部分のつなぎ部分は構造を分けてますので、床の金物が見えるかと思います。
天井部分は間接照明にてわからないように工夫してあります。ブレースは既存建物のものです。
3階寝室部分です。鉄骨の柱形を利用し、ここにも間接照明を施しました。
寝室から既存の屋根部分を利用した屋上です。周りに遮るものがなく、
ほんとに気持ちのいい屋上です。
増築の難しさに悩まされたこともありましたが、新築と同じで完成すると
全部そんなことも忘れるぐらい、うれしいものです。
今度はいつ増築に関わることができるかわかりませんが、
この物件で得たことを生かせればと思います。
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